人材開発支援助成金は、外部講師による集合・オンライン研修(OFF-JT)を計画届を出したうえで実施し、終了後に申請すると、研修費用の一部と受講中の賃金の一部が助成される制度です。新入社員研修・配置転換のIT研修・生成AI研修で使われることが多く、OJTだけ・計画届の前に始めた研修は対象になりません。実施の3ヶ月前に動き始めるのが目安です。助成率と単価は年度で変わるため、このページでは数値を載せていません。
対象になる研修・ならない研修
対象になり得る
外部講師による集合研修・オンライン研修(OFF-JT)
業務から離れて行う研修が基本の対象です。NOBORIBA®の一社研修の大半がこの形に当たります。オンライン(同時双方向)も対象になります。
対象になり得る
e-Learning(一定の要件を満たすもの)
受講管理ができ、時間数が把握できる e-Learning は対象になり得ます。CCNA対策e-Learningのような教材型は、要件の確認が必要です。
対象になり得る
新入社員研修・配置転換に伴う研修
新入社員のIT研修や、未経験者をエンジニアに転換する研修は、もっとも使われている類型です。
対象になり得る
生成AI・DX・デジタル人材の研修
近年は生成AI活用やデジタル関連の訓練を手厚く扱うコースが設けられています。要件の詳細は年度の要綱で確認します。
対象になりにくい
OJT(上司が現場で教える)のみ
日常業務の中での指導は原則として対象外です。OFF-JTと組み合わせるコースはあります。
対象になりにくい
職業と関係のない教養・趣味的な内容
業務に必要な知識・技能でないものは対象外です。
対象になりにくい
訓練時間が短すぎるもの
コースごとに最低時間の要件があり、半日研修は単体では届かないことがあります。複数日をまとめて1つの訓練計画にする方法があります。
対象になりにくい
計画届を出す前に始めた研修
訓練開始前に計画届を提出していないものは対象になりません。ここで落ちる相談が最も多いです。
※ コースの構成・訓練時間の下限・対象経費の範囲は年度の支給要領で定められ、改定されます。最終的な可否は管轄の労働局の判断になります。
申請の流れと期限
1. 対象者と研修内容を決める(実施の3ヶ月前)
誰に・何を・何時間・いつ行うかを決めます。研修会社からカリキュラムと時間数の入った見積書を取り寄せます。NOBORIBA®では計画届に必要な形でカリキュラム・時間数・費用を出します。
2. 計画届を提出する(訓練開始の1ヶ月前まで)
会社が管轄の労働局へ提出します。カリキュラム・講師・時間数・費用の証憑を添付します。社労士に依頼する会社が多く、NOBORIBA®は必要書類の準備を手伝いますが、申請の代行はできません(社会保険労務士の業務のため)。
3. 研修を実施する
出席簿・実施記録・教材・請求書と領収書を残します。オンラインの場合は受講ログが必要になることがあります。
4. 支給申請をする(訓練終了後2ヶ月以内)
実施記録と支払いの証憑を添えて申請します。支給までは数ヶ月かかるため、研修費用は先払いになります。
研修会社にできること・できないこと
NOBORIBA®ができること
- 計画届に必要な形でのカリキュラム・時間数・費用の提示
- どの研修をどうまとめると時間要件に届くかの設計
- 実施記録・出席簿・教材など、支給申請に必要な証憑の準備
- 年度末・年度初めなど、申請期限から逆算した日程の調整
できないこと
- 計画届・支給申請の代行(社会保険労務士の業務です)
- 支給の確約(可否は労働局が判断します)
- 助成金ありきで研修内容を組み替えること(要件を満たすための形式的な研修は、監査時にも受講者にも不利益です)
よく使われる研修の例
NOBORIBA®で助成金の活用と併せて相談されることが多い研修です。いずれも外部講師のOFF-JTとして実施します。
- 新入社員研修(Java・C#・Python・IT基礎)— 5日間〜80日間。もっとも件数が多い類型です
- AI研修・生成AI研修— 非エンジニア向け1日、エンジニア向け1日
- IT基礎研修・ネットワーク基礎研修— 配置転換・未経験者向け
- 管理職研修— MBO・リーダーシップ・マネージャー育成
よくあるご質問
Q. 研修会社に助成金の申請を代行してもらえますか?
Q. いつまでに相談すれば間に合いますか?
Q. 半日の研修でも対象になりますか?
Q. e-Learningだけでも対象になりますか?
Q. 助成率はどのくらいですか?
最新の制度内容は厚生労働省「人材開発支援助成金」のページ(mhlw.go.jp)でご確認ください。このページは2026年9月時点の制度の構造をもとに書いています。
助成金の活用とあわせて相談の多い研修
この記事で扱ったテーマは、以下の法人研修でご提供しています。いずれも貴社向けにカスタマイズできます。
- 内定者IT基礎IT基礎研修IT初心者・新入社員向けに、コンピュータとネットワークの基本、Web技術、SQLとデータベース、アルゴリズムとプログラミングの基礎を学ぶ研修です。理論と演習を組み合わせ、ITスキルを体系的に習得します。
- 内定者インフラネットワーク基礎研修技術者・システムエンジニア向けの2日間研修。TCP/IP、ルーティング、スイッチング、ネットワークセキュリティ、無線LAN、クラウドネットワーキングからSDN・NFVなど最新技術まで、実践課題を交えて基礎から応用力を養います。
- 新入社員プログラミング30〜40日間(約2ヶ月・調整可能)新入社員向けJavaプログラミング基礎研修Javaの新入社員研修。30〜40日間(約2ヶ月)で、IT基礎、Java基本文法、オブジェクト指向、JDBC、Servlet/JSP、JUnitを体系的に学び、Webアプリ開発を通じてチーム開発まで身につけます。
- 若手社員生成AI1日(6時間)Claude業務効率化研修 〜ノンプログラマーのためのAIエージェント活用〜非エンジニアの全職種向けにClaudeを業務へ実装する1日研修。チャットの基礎から資料作成・経理処理・議事録の自動化演習まで手を動かし、自社の業務に合わせたAIワークフローを設計して持ち帰ります。
- 若手社員生成AI1日(6時間)Gemini業務効率化研修 〜Google Workspaceで進めるAI活用〜Google Workspaceを使う会社の非エンジニア向けに、Gemini・NotebookLMを日々の業務へ実装する1日研修。Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・Meetの中でのAI活用から、社内資料を読み込ませた調査、定型業務の自動化、自部門のAIワークフロー設計までを手を動かして身につけます。演習環境は弊社で用意。
- 管理職コミュニケーション集合研修2日(各1日)+現場実践 約3ヶ月マネージャー育成研修(集合研修+現場実践+振り返り)昇格候補者・新任マネージャー向けの実践伴走型研修。集合研修でマネージャーの役割を疑似体験し、約3ヶ月の現場実践と振り返り研修を通じて、知識を行動に定着させます。
助成金を使った研修のご相談
対象者・時期・研修内容をお知らせいただければ、要件に届く組み立てと計画届用の資料をご用意します。実施の3ヶ月前を目安にご相談ください。
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