システム設計の基本を学ぶ
研修概要
UMLはシステムの構造や振る舞いを視覚的に表現するための標準化された言語です。本研修では、ソフトウェア開発プロセスで用いる統一モデリング言語(UML)の基本を学びます。UMLの基本概念や主要なダイアグラムの種類、具体的な記法を習得し、実際のシステム設計においてUMLを効果的に活用するための基礎スキルを身につけます。
目的
- UMLの基本的な構文と記法を理解する
- 主要なUMLダイアグラムの作成スキルを習得する
- UMLを使った実践的なモデリング能力を向上させる
対象者
- ソフトウェアエンジニアの方
- システムアーキテクトの方
- プロジェクトマネージャーの方
- ビジネスアナリストの方
環境要件
OS: Windows、64bit、8GB以上メモリ
テキスト
オリジナルテキスト
※または市販書籍
研修内容
1. UMLの基礎
- UMLの歴史と目的
- UML(統一モデリング言語)の誕生背景とその進化
- UMLの主要な開発者や標準化の過程
- UMLの目的とその利用価値
- UMLがソフトウェア開発プロセスに与える影響
- 基本的な記法とシンボル
- UMLで使用される主要なシンボルとその意味
- UMLダイアグラムでの記号の使い方と標準ルール
- 各種ダイアグラムで共通して使われる基本要素の理解
- UMLの基本構文の学習とその適用方法
- UMLのコアコンポーネント
- UMLモデルの構成要素(アクター、エンティティ、関係など)
- 基本的な関係の種類(関連、依存、集約、継承など)
- システムモデリングにおけるコアコンポーネントの役割
- シンプルなシステムモデルの構築例
2. UMLダイアグラムの種類と使用方法
- 構造ダイアグラム
- クラスダイアグラム
- クラスとオブジェクトの違い
- クラスダイアグラムの基本構造と使用例
- クラス間の関係(関連、継承、依存など)の表現方法
- 実際のシステムをクラスダイアグラムで表現する方法
- オブジェクトダイアグラム
- オブジェクトダイアグラムの基本概念と用途
- クラスダイアグラムとの違いと連携
- インスタンスの状態や構成を表現する方法
- 行動ダイアグラム
- ユースケースダイアグラム
- ユースケースとは何か、その目的
- ユースケースダイアグラムでのアクターとシナリオの描写方法
- システムの要求をユースケースで表現する手順
- シーケンスダイアグラム
- シーケンスダイアグラムの基本概念
- メッセージの流れと時間軸に沿った動作の表現方法
- オブジェクト間のインタラクションを描く基本手順
- インタラクション、状態、アクティビティダイアグラム
- インタラクションダイアグラムの用途と構成要素
- 状態ダイアグラムでオブジェクトの状態遷移を表現する方法
- アクティビティダイアグラムによる業務プロセスやワークフローのモデリング
3. 実践的なUMLの適用
- ソフトウェア設計におけるUMLの役割
- UMLを使ったシステム設計の基本的な手順
- UMLがプロジェクトの初期段階で果たす役割
- チーム内での設計の共有とコミュニケーションツールとしてのUML
- ケーススタディを使用した実践的なモデリング
- シンプルなシステムを題材としたモデリング演習
- 要求分析から設計までのプロセスをUMLで表現
- ケーススタディを通じて得られる実践的な学び
- UMLツールの紹介と実践
- 主要なUMLモデリングツールの紹介(例:Lucidchart、StarUML、Enterprise Architectなど)
- ツールを使った基本的なダイアグラムの作成方法
- モデリングツールを活用した効率的な設計プロセス
- 作成したモデルの文書化とチーム内での共有方法
研修日数
1日間
備考
本研修はお客様のご要望によって内容のアレンジも可能ですので、お気軽にご相談ください。
お申し込み・お問い合わせ
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