エンタープライズアプリケーション開発の基本
研修概要
Spring Frameworkは、Javaベースのエンタープライズアプリケーション開発フレームワークです。本研修では、Springの基本概念や依存性注入、アスペクト指向プログラミング、データアクセス、トランザクション管理、Spring MVCによるWebアプリケーション開発など、基礎的な内容を中心に学びます。これにより、エンタープライズレベルのアプリケーションを開発するためのスキルを習得することを目指します。
目的
- Spring Frameworkの基本概念とアーキテクチャを理解する
- 依存性注入(DI)とアスペクト指向プログラミング(AOP)の基礎を習得する
- Webアプリケーション開発スキルを向上させる
対象者
- Javaエンジニアの方
- システムエンジニアの方
- Webアプリケーション開発者の方
- トランザクション管理やデータアクセスを学びたいエンジニアの方
- オブジェクト指向プログラミングに興味があるエンジニアの方
環境要件
OS:Windows、64bit、8GB以上メモリ、Java開発環境(JDK)、IDE(Eclipse、IntelliJ IDEAなど)
テキスト
オリジナルテキスト
※または市販書籍
研修内容
1. Spring Frameworkの基礎
- Springのコアコンセプトとアーキテクチャ
- pring Frameworkとは何か、その目的と特徴
- Springの主要なモジュールとそれぞれの役割
- 軽量コンテナとしてのSpringの基本概念
- POJO(Plain Old Java Object)の使用とその利点
- 依存性注入(DI)とBeanのライフサイクル
- 依存性注入(DI)の基本概念とその重要性
- XML設定とアノテーションを用いたDIの実装方法
- SpringコンテナによるBeanの管理とライフサイクル
- Beanのスコープとその適用方法(Singleton, Prototypeなど)
- アスペクト指向プログラミング(AOP)
- アスペクト指向プログラミング(AOP)の基本概念
- AOPを用いた横断的関心事の分離
- SpringでのAOP実装の基本的な仕組み(アドバイス、ポイントカット、アスペクト)
- AOPによるログ出力やトランザクション管理の実装例
2. Springデータアクセスとトランザクション管理
- データベース接続とORMの統合
- Spring JDBCを用いた基本的なデータベース接続
- JDBC Templateの使用とSQL操作の基本
- オブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)との統合
- HibernateやJPAを用いたエンティティのマッピングとクエリ操作
- 宣言的トランザクション管理
- トランザクション管理の基本概念とその必要性
- アノテーションを使った宣言的トランザクション管理の設定
- トランザクションの境界設定と伝播規則の理解
- Springによるトランザクションのロールバックとコミット
3. Spring MVCとWebアプリケーション開発
- MVCパターンとコントローラー、ビュー、モデルの構築
- Spring MVCの基本構造と役割分担
- コントローラーの作成とリクエストマッピング
- ModelとViewの連携方法
- ThymeleafやJSPを使ったビューの作成
- フォーム処理とバリデーション
- Spring MVCでのフォームデータの受け取り方
- フォーム入力のバリデーションとエラーメッセージの表示
- バリデーションアノテーションの使用方法
- カスタムバリデーションの実装
- RESTfulサービスの構築
- RESTアーキテクチャの基本概念とHTTPメソッド
- Spring MVCを使ったRESTfulエンドポイントの作成
- JSON形式でのデータ送受信とシリアライゼーション
- リクエストパラメータとパス変数の取り扱い
4. Spring BootとWebアプリケーションの簡単構築
- Spring Bootの概要とセットアップ
- Spring Bootの特徴と従来のSpring Frameworkとの違い
- Spring Initializrを使ったプロジェクトのセットアップ
- アノテーションによる自動設定と依存関係管理
- シンプルなSpring Bootアプリケーションの構築
研修日数
2〜3日間
備考
本研修はお客様のご要望によって内容のアレンジも可能ですので、お気軽にご相談ください。
お申し込み・お問い合わせ
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