基礎を学び組み込み成果物を制作するメーカーエンジニアに人気の新入社員研修
研修概要
C言語とC++の基本を習得した後、コンピュータの基本構造とCPUの働きについて学習します。その上で、マイクロコントローラを使用した教育用ボードを活用し、周辺デバイスの操作方法を学びます。これにより、組み込みシステム開発のスキルを身につけ、自らのプロジェクトを発表会をすることでプレゼンテーション能力も高めます。この研修は、実用的な内容を提供し、組み込みシステム開発の実践的なスキルを獲得することを目的としています。
目的
- アセンブラとC言語を使用した組込みプログラミングスキルを習得する
- リアルタイムOSを理解し、マルチタスキングの概念を習得する
- 実機(マイコンボード)を用いた実践的な知識を習得する
環境要件
・OS Windows 11、64bit、8GB以上メモリ
テキスト
オリジナルテキスト・市販テキスト
研修内容
プログラミング編
1. C言語
- C言語の基礎
- C言語の歴史と特徴
- 基本的な構文(データ型、変数、演算子)
- 簡単なプログラムの作成と実行
- 制御構造
- 条件文(if、switch)
- ループ(for、while、do-while)
- 簡単な問題解決演習
- 関数と配列
- 関数の定義と呼び出し
- 配列と基本的な操作
- 関数と配列を用いたプログラムの作成
- ポインタとメモリ管理
- ポインタの基本
- メモリ割り当て(malloc、free)
- ポインタを使ったアドバンスドプログラム
- 構造体とファイル入出力
- 構造体の定義と使用
- ファイル操作(読み書き)
- 総合演習:ファイル操作を含む小プロジェクト
C++言語
- C++の基礎
- C++の特徴とC言語との違い
- C++の基本構文(クラス、オブジェクト)
- 簡単なクラスとオブジェクトの作成
Day 7: オブジェクト指向プログラミング
- 継承、カプセル化、ポリモーフィズム
- オブジェクト指向の基本的なデザインパターン
- オブジェクト指向プログラムの演習
Day 8: C++の標準ライブラリ
- STL(Standard Template Library)の概要
- ベクター、マップ、セットなどのコンテナの使用
- アルゴリズムライブラリの利用
Day 9: テンプレートと例外処理
- テンプレートの基礎
- C++における例外処理
- テンプレートと例外処理を含むプログラムの作成
Day 10: 総合プロジェクト
- これまでの知識を統合したプロジェクトの作成
- オブジェクト指向とSTLの活用
- チームでの協力とプロジェクトの完成
組み込み開発編
1. アセンブリ言語
- マイコン基礎知識
- 環境構築・動作確認
- IDEとICE
- 命令セット
- アセンブラ操作
- 個人演習
2. 組込み
- 電子回路の基礎
- デジタル出力回路
- デジタル入力回路
- 外部入力割り込み
- タイマ回路
- USB経由でPC画面出力
- アナログ入力回路
- アナログ出力回路
- PWM出力機能
- I2C通信回路
- UART通信回路
- 課題開発
3. リアルタイムOS
- 概要
- タスク管理
- 動機通信機能
- 割り込み管理機能
- メモリプール
- 時間管理機能
- スケジューラー
- システムコール
- RTOS演習
4. 総合制作
※内容は柔軟に調整可能となります。
研修日数
20~25日間(調整可能)
備考
期間、内容、講師スケジュールにより毎年ご提案できる時期等は著しく変動をいたします。毎年4月〜6月という期間は非常に需要と供給の変動が著しく、ご提案できることが限られるため、できるだけお打ち合わせ時に、検討企業様には日程感、予算感、他社比較検討状況もお聞かせいただくことが多くございます。あらかじめご了承ください
お申し込み・お問い合わせ
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