コンテナの概念を理解して、今後に活かすために理解を深める
研修概要
Linuxの基礎とコンテナ技術を土台として、Kubernetesを使用したコンテナオーケストレーション管理の基礎を2日間で集中的に学習する研修です。座学と実践的なハンズオンを組み合わせることで、未経験の方でも効率的にスキルを習得できることを目指します。
目的
- Dockerの基本的な概念と操作を理解し、簡単なコンテナ操作ができるようになる
- Kubernetesの概要、主要なアーキテクチャ、および基本的なコンポーネントを理解する。
- 基本的なKubernetesオブジェクト(Pod、Deployment、Serviceなど)を操作できるようになる
- 簡単なアプリケーションをKubernetes上にデプロイし、公開できる
対象者
- IT基礎知識(Linuxコマンド、ネットワーク、仮想化の概念など)を有する方
環境要件
テキスト
オリジナルテキスト
※または市販書籍
研修内容
- コンテナとDockerの概要
- なぜコンテナが必要なのか?:仮想マシンとの比較、コンテナのメリット(軽量性、可搬性、隔離性)
- Dockerの主要な概念:Docker Engine、Docker Image、Docker Container、Dockerfile
- ハンズオン: 既存イメージの実行 (
hello-world
, nginx
など)、シンプルなDockerfileの作成、イメージビルドとコンテナ実行
- Kubernetesとは?
- オーケストレーションの必要性:Docker単体での課題とKubernetes登場の背景
- Kubernetesの目的とメリット:自己修復、スケーリング、ロードバランシング
- Kubernetesの基本アーキテクチャ:コントロールプレーン(API Server, etcdなど)とノード(Kubelet, Kube-proxyなど)の役割
- ローカルKubernetes環境の紹介:minikubeやDocker DesktopのKubernetes機能の利用方法とクラスター起動
kubectl
コマンドとPodの基本
kubectl
コマンドの基本操作:get
, describe
, logs
, exec
- YAMLファイルの基礎:Kubernetesオブジェクト定義の記述ルール
- Podの理解と操作:Podとは何か?(Kubernetesの最小デプロイ単位)、マルチコンテナPodの概念
- アクセスアプリケーションのデプロイと応用
- Deploymentによるアプリケーションの宣言的管理
- Deploymentとは?:Podの数を管理し、更新を自動化するコントローラー
- レプリカセットの役割
- Serviceによるサービス公開
- なぜServiceが必要なのか?:PodのIPアドレス変動問題、ロードバランシング
- Serviceの種類:ClusterIP、NodePort、LoadBalancer(概念紹介のみ)
- NodePort Serviceの作成と外部からのアクセス確認
- 設定管理とデータ永続化
- ConfigMapとSecret:アプリケーション設定や機密情報の外部化と利用方法
- Volumeの利用:コンテナのデータ永続化の概念(EmptyDir, HostPath)
研修日数
1~2日間
備考
本研修はお客様のご要望によって内容のアレンジも可能ですので、お気軽にご相談ください。
お申し込み・お問い合わせ
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