ドメインモデリングから戦略的デザインまで
研修概要
ドメイン駆動設計(DDD)とは、ソフトウェアの設計をビジネスのドメイン(領域)に密接に結びつける方法で、複雑なビジネスロジックを効果的にモデル化する手法です。本研修では、ドメインモデリングの重要性やユビキタス言語の開発、ドメインエキスパートとの協働方法を学び、戦術的デザインとして、集約、エンティティ、値オブジェクト、リポジトリ、ドメインサービスの設計を深く学んでいただきます。戦略的デザインでは、境界づけられたコンテキストやコンテキストマッピング、サブドメインとコアドメインの分析を行い、実践的なケーススタディやモデリングワークショップを通じて、リアルなビジネスシナリオにDDDを適用する方法を体得します。
目的
- ドメイン駆動設計の基本原則を理解する
- エンティティ、値オブジェクト、リポジトリの設計と実装ができるようになる
- 境界づけられたコンテキストとコンテキストマッピングが適用できるようになる
対象者
- ソフトウェアエンジニアの方
- システムアーキテクトの方
- プロジェクトマネージャーの方
環境要件
OS: Windows、Linux、またはMacOS、64bit、8GB以上メモリ
テキスト
オリジナルテキスト
※または市販書籍
研修内容
1. ドメイン駆動設計(DDD)の基本原則
- ドメインモデリングの重要性とアプローチ
- DDDの基本概念
- ビジネスドメインのモデリングの重要性とアプローチ方法
- ドメインエキスパートとの協働方法
- ドメインエキスパートと効果的に協働するためのコミュニケーション方法
- インタビュー技術の習得
- ユビキタス言語の開発と使用
- ドメイン全体で共有されるユビキタス言語の開発
- プロジェクト全体で一貫性のある言語を使用する方法
2. 戦術的デザイン
- 集約と集約ルートの識別と設計
- エンティティと値オブジェクトの違い
- リポジトリとドメインサービスの役割
- ドメインイベントの設計と利用
- ドメインイベントの概念と設計方法
- ドメインイベントを利用したシステムの整合性を保つ方法
3. 戦略的デザインと境界づけられたコンテキスト
- 境界づけられたコンテキストの識別と統合
- コンテキストマッピングと組織間の関係
- コンテキストマッピング技術
- 異なるコンテキスト間の関係性と管理方法
- サブドメインとコアドメインの分析
- サブドメインとコアドメインの概念
- 各ドメインの重要性を分析する方法
4. 実践的なアプリケーションケーススタディ
- リアルなビジネスシナリオを通じたDDDの運用
- 実践的なモデリングワークショップ
- チームベースの設計演習
研修日数
3〜5日間
備考
本研修はお客様のご要望によって内容のアレンジも可能ですので、お気軽にご相談ください。
お申し込み・お問い合わせ
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