品質保証の理論と実践的アプローチ
研修概要
本研修は、ソフトウェア開発プロセスにおける品質保証の原則と実践に焦点を当て、品質管理プロセス、テスト手法、品質基準の設定、およびリスク管理について学びます。 理論と実践のバランスを重視し、ケーススタディとチームベースのワークショップを通じて品質保証の実際の課題に取り組むことで、ソフトウェア品質管理のスキルを実践的に習得し、業務に直接活かすことが可能です。
目的
- ソフトウェア品質保証の基礎知識の習得
- 効果的なテスト戦略の開発と実施
- リスク評価と品質改善のためのプロセスの確立
対象者
- 品質保証マネージャー
- ソフトウェアエンジニア
- テストエンジニア
環境要件
OS: Windows、Linux、またはMacOS、64bit、8GB以上メモリ
テキスト
オリジナルテキスト
※または市販書籍
研修内容
1. 品質保証の基礎
- 品質保証の概念
- ソフトウェア品質の意義と目的
- 品質保証の歴史と進化
2. ソフトウェア品質の定義と重要性
- ソフトウェア品質の主要な要素
- ソフトウェア品質がプロジェクト成功に与える影響
- ビジネス目標と品質の関連性
3. 品質管理と品質保証の違い
- 品質管理(QC)の役割と活動内容
- 品質保証(QA)の役割と活動内容
- QCとQAの連携方法
4. 品質基準とメトリクスの設定
- 品質基準の策定プロセス
- ソフトウェア品質メトリクスの種類と使用方法
- メトリクスのデータ収集と分析
5. テスト計画と戦略
- テスト計画の目的と重要性
- テスト戦略の策定
- テストスコープとテストタイプの決定
6. テスト計画の作成と管理
- テスト計画書の構成要素
- リソースの割り当てとスケジュールの設定
- テスト計画のレビューと承認
7. テストケースの設計と実行
- テストケース設計の手法
- テストケースの記述方法
- テストケースの実行と結果記録
8. 自動テストと手動テストの適切なバランス
- 自動テストの利点と限界
- 手動テストの必要性と適用範囲
- 自動化と手動テストの最適な組み合わせ方
9. リスク管理と品質改善
- リスク管理プロセスの概要
- 品質リスクの特定と評価
- リスク軽減策の策定と実行
10. リスク評価と優先順位付け
- リスク評価基準の設定
- リスクの影響度と発生確率の分析
- リスクの優先順位付けと対応計画
11. 不具合追跡と解析
- 不具合報告プロセス
- 不具合トラッキングツールの使用方法
- 不具合の根本原因分析と修正
12. 継続的改善プロセスの導入
- PDCAサイクルの実践
- 継続的インテグレーションとデリバリー
- フィードバックループの構築
13. 実践的な品質保証活動
- 品質監査の目的と手法
- コードレビューとピアレビューの実施
- ソフトウェアリリース後の品質評価
14. 品質監査とレビュー
- 内部監査と外部監査の違い
- 監査チェックリストの作成
- 監査結果の報告と改善提案
15. 品質保証チームの組織と運営
- QAチームの役割と責任
- 効果的なチームコミュニケーションの方法
- スキルアップとトレーニングの計画
16. ケーススタディとワークショップ
- 実際のプロジェクトに基づくケーススタディ
- ワークショップでの問題解決演習
- フィードバックと学びの共有
研修日数
2〜3日間
備考
本研修はお客様のご要望によって内容のアレンジも可能ですので、お気軽にご相談ください。
お申し込み・お問い合わせ
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